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企業インタビュー

株式会社 原工務店

人にも環境にも優しい、自然素材の愛される家づくり

木造の注文住宅建設で知られる原工務店。半世紀以上の歴史のなかで、2,000棟を超える住宅を手掛けてきました。「原の家を選んでよかった」と長く愛される家づくりの秘密と、その魅力などについて村谷真智子社長に聞きました。

【村谷真智子社長】

―原工務店の特徴を教えてください。

自然素材による注文住宅づくりに尽きます。木材はもちろん、壁などの内装材も天然のものを使っています。

SDGsという考え方の普及にみられるように、自然や環境を守り、持続可能な世界にしていくことへの関心が高まっています。やがて土に還る自然素材を使っている点に着目して、当社の家を選ばれるお客様も少なくありません。

【原工務店による家】

―そもそも、どうして自然素材にこだわられているのでしょうか?

父が創業して、54年になります。私は幼い頃、ぜんそくやアトピーがひどかったんですね。そうした私の症状を住環境の視点から改善できないかと考えたことが、自然素材を扱うようになった理由のひとつだと聞いています。

私の子も当社が建てた家で生まれ育ちましたが、進学を機に都会のマンションで暮らし始めた途端、アレルギー症状がでました。自然素材が当り前の住まいで暮らしていると気付くことができませんが、そうでない環境に移ると、家の素材がどれほど健康に影響を与えているのかを痛感します。

―なるほど。流行りとは関係なく、実体験に基づく理念が根底にあるのですね。では、そうしたこだわりの詰まった家づくりをするなかで、最もやりがいを感じるのはどんなときでしょうか?

お客様から喜びの声を聞いたときですね。

家づくりは、完成して、引き渡したら終わりではありません。その家でご家族は生涯をすごされる訳ですから、私たちも責任を持って末永くお付き合いさせていただきます。

たとえば、建てられて30年くらい経ったお宅に伺っても、「原さんのところで建ててよかった」と言っていただくことがあります。積み重ねた年月のなかで、使っている木にも艶が出て、まったく古さを感じず、逆に風合いが生まれているんですね。皆さん、家をとても大切にされ、愛されていらっしゃいます。そんなお客様たちとお話したときには、「ああ、よかったな」と心から嬉しくなります。

―素敵な話ですね。具体的にはどのような業務があるのでしょうか?

注文住宅の設計・施工のほか、リフォームや不動産も扱っています。職種でいうなら、ハウスアドバイザー、プランナー、インテリアコーディネーター、現場監督、CADオペレーター、総務・事務、広報などとなります。

【ミーティングの様子】

そのほか、本社敷地内では「もっくのもり」というコワーキングスペースも運営しています。当社の建物を気軽に体感していただけるように、元モデルハウスだった建物を開放。料理教室や自然素材の勉強会など、幅広く活用いただいています。

―ひとことでハウスメーカーと言っても、仕事内容は多様なんですね。最後に、どのような人を求めているか教えていただけますか?

職種に関係なく、共通して言えるのはやはり、ものづくりが好きな方ですね。自然素材を扱っているので、自然が好きな方も楽しく働けると思います。

【木の優しさに満ちた室内】

実は現在、若い方が生き生きと働けるように教育制度を整えているところです。これまでは現場に出て、体験しながら先輩たちから学ぶという形を続けてきましたが、それだけでなく、新たな学びの場を設けて、併せてバックアップやフォローの体制を充実させる計画を進めています。新入社員に限らず、仕事のあり方や人間関係、コミュニケーションについて私たちも一緒に認識を深め、若い方たちと共に働きやすい会社にしていきたいと考えています。


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