全国3冠達成。独自の特許技術で経営・会計の明日を担うシステム開発企業
北海道から沖縄まで、日本中の会計事務所や企業で利用されているソフトを開発・販売。2020年には全国1位の評価も受けています。入社後の教育制度も充実。「やる気さえあれば、誰でも活躍できます」と呼びかける岡本辰徳社長にインタビューしました。
【岡本辰徳社長】
―YKプランニングでは、どのようなお仕事をされているのでしょうか?
岡本社長:分かりにくいですよね(笑)。どんなものを作って、何をしているのか、きっと外からでは想像できないでしょうから。
当社は約120種類ほどある各メーカーの会計ソフトデータを一元化して標準化できる特許技術を持っています。この技術を活用した「財務維新」は全国のおよそ740会計事務所で使っていただいています。
もうひとつの看板商品「bixid」(ビサイド)は、会計事務所及び一般経営者向けのクラウドサービスで、経営状況などを見える化し、会社を健全経営へと導くツールです。2020年にリサーチ会社が行ったクラウド型経営支援ソフトの全国調査によると、「bixid」は使いやすさや資金繰りの見えやすさなど3部門でトップでした。
【bixidのアシスタントロボットbi-bo(ビーボ)が財務状況などを解説してくれる】
―かなり専門性が高く、しかも全国区で活躍されているのですね。
岡本社長:たいていの方が「山口にこんな技術を持った会社があったんですか?」と驚かれます。防府にいながら、全国で勝負できる製品をつくり、活用いただいているので。東京のベンチャー企業と比較してもまったく引けを取らないと自負しています。
―そうすると、社員の方にもかなり高度な専門性が求められるのでしょうか。
岡本社長:最初から必要というわけではありません。開発部門の場合、大学や専門学校でプログラミングの基礎を学んだうえで入社するケースがほとんどですが、システムの組み方などは全員、入社後に身につけています。しっかり教育するので、やる気さえあればできるようになります。
―入社後の教育が充実しているのですね。
岡本社長:そうですね。といっても、手取り足取り教えるというものではありません。自分で考えて意見を出したり、工夫したり、そういうチャレンジがしやすい環境をつくっています。スキルの段階もいくつか設けて、各自が自分の目標に向かって歩んでいます。
成長のためには、コミュニケーションも大切。黙々とパソコンに向かうのではなく、仲間たちと様々な意見を交わすなかからまったく新しいアイデアが生れる場合も珍しくありませんから。話しやすい雰囲気づくりを心がけています。
【カジュアルでなごやかな雰囲気の開発部門】
―営業職には、どのような人を求めていますか?
岡本社長:やはり、話をするのが好きな人ですね。一方的に商品を紹介するのではなく、お客さんの課題を聴き取る能力と、その解決に向けた提案ができる柔軟性が必要です。そのためには会計の知識も大切となってきますが、仕事をしながら2、3年で身に付けることができます。
【オンラインでクライアントの課題を聴き取る社員】
―これからの展望を聞かせて下さい。
岡本社長:標準化された財務会計データの活用法は、多岐にわたります。つまりビジネスチャンスが無限大に広がっているということ。これから、その可能性をひとつずつ具現化していきたいと考えています。
―最後に、会社としての魅力をひとことお願いします。
岡本社長:システム開発の会社は東京には山ほどありますが、県内で自社製品を開発・販売し全国発信している企業は珍しいと思います。当社の平均年齢は36歳と若く、定着率も高い。みんななごやかに働いています。やる気があるなら徹底的に面倒をみて育てていきますので、一緒に新しい時代を拓いていきましょう。